昨日は、朝、初めてご連絡いただいたお家に伺い、3匹のワンちゃんと飼い主さんにお会いしました。
飼い主さん親子は、とても優しいお母さんと娘さんでした。
3匹のワンちゃん達のお留守番は、まだ少し先のことなので、実際に伺った後、またご報告したいと思います。
それぞれ犬種も年齢も違うので、楽しいお留守番になりそうです
そして、打ち合わせを終えてから、真庭市まで行って来ました。
友人の実家のネコちゃん、蒼斗(あおと)くんという1才の男の子に会うためです。
蒼ちゃんは、ノラ猫のお母さんと一緒に、生まれてから数ヵ月間は外で暮らしていました。
保護してから半年間、完全室内飼いをしていたのですが、どうしても家の中だけの生活に納得せず、外に行きたいという思いが消えませんでした。
そして、9月の中旬、外に出してあげたそうです。
出たり入ったりの生活になると思っていたのですが、その後、3週間近く戻って来ませんでした。
そして数日前、お父さんの呼ぶ声に応えて帰って来たのです。
でも、脇の下からお腹にかけての広い範囲の毛が、ごっそり抜けていて、両方の前脚も、手先から腕にかけて、ところどころ毛がぬけたり、強力な粘着物があちこちにこびりついた状態でした。
ネズミ捕りシートのようなものにかかって、逃れて来たようです。
ということで、「両腕に残っているネバネバしたものを少しでも取り除いてやりたい」というご両親のお手伝いをしに行ったのです。
固まった毛を切り取るつもりでしたが、赤ちゃんの爪切り用の小さなハサミすら差し込む余地がないくらい、毛の根元まで固まっていました。
仕方がないので、時間をかけてサラダ油で浸して揉みほぐしていきました。
蒼ちゃんと私は初対面に等しい間柄です。
こんな見知らぬおばさんに長時間触られて、蒼ちゃんはさぞ不安たったと思います。作業が終わった後はもう姿を見せてくれないとだろう思っていたのに、一度は隣の部屋に逃げましたが、その後戻って来て、座卓の下でしばらくじっとしていました
自分にとって悪いことをされたのではないと、分かってくれたようです。
外で暮すことの危険は、交通事故や病気だけではないのです。
縄張り争いによるケガや寄生虫感染による衰弱、農薬や、今回のような罠にかかったりすることもあります。
蒼ちゃんの毛が抜けている面積から考えると、子ネコだったら、そのまま死んでしまったでしょう。(写真をクリックして大きくして見ると、よく分かります)
体力が弱っている成ネコも、脱出できないかもしれません。
こんなことを考えると、とても外に出すことはできないのですが、それでも「外に出たい」と訴え、ストレスを溜め続けているネコをどうしたら良いのか・・・
本当に難しい問題だと思いました。
余談ですが、前回のプリンちゃんの記事の最後の写真を私の母が見て、「座布団の上に座っているところ?」と言いました。
分厚いですが、プリンちゃんは「私の膝の上」にいました
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